まず覚えたい10語

ピックルボールの言葉は、ほとんどが英語をカタカナにしたものです。最初は、次の10語がわかれば、体験会の説明やルールの記事が読みやすくなります。

用語

英語

意味

パドル

Paddle

ボールを打つ、板のような道具

キッチン

Kitchen

ネットの両側2.13mのゾーン。正式な名前は「ノンボレーゾーン」

ボレー

Volley

ボールがはずむ前に、ノーバウンドで打つこと

サーブ

Serve

ラリーを始める、最初の1球

リターン

Return

サーブを打ち返すこと

ラリー

Rally

サーブが打たれてから、プレーが止まるまでの打ち合い

フォルト

Fault

ルール違反やミス。ラリーが終わり、そのラリーを失う

サイドアウト

Side out

サーブの権利が、相手に移ること

ディンク

Dink

ネットの近くから、相手のキッチンへそっと落とす、やわらかいショット

ダブルス・シングルス

Doubles / Singles

2対2で行う試合・1対1で行う試合

読み方のコツ

言葉の意味は、USA Pickleballの公式ルールブック(2026年版)の定義をもとに、やさしい日本語に直しています。公式の用語ではない言葉には、そのことを書きそえています。

ルールの流れを動画で見たい人は、下の動画も参考にしてください。

神奈川県の公式チャンネル「かなチャンTV」の動画です。神奈川県のホームページ(2022年8月更新)で紹介されています。公開後に変わったルールがあるかもしれません。最新のルールは、公式ルールブックで確認してください。 YouTubeで見る

コートの用語

コートの線や場所の名前です。図と見くらべながら覚えましょう。

ピックルボールのコートを上から見た図。各エリアの名前と寸法横 6.10m縦 13.41m2.13mベースラインサイドラインネットセンターラインキッチンノンボレーゾーンキッチンノンボレーゾーン右サービスコート左サービスコート左サービスコート右サービスコート左右は、そのコートに立つ人から見た向きです
コートは縦13.41m×横6.10mで、シングルスもダブルスも同じ広さです。ネットの両側2.13mがキッチン(ノンボレーゾーン)で、線もキッチンに含まれます。ネットの高さは両端で91.44cm、中央で86.36cmです。

用語

意味

ベースライン

コートのいちばん後ろの線。サーブは、この線の後ろから打つ

サイドライン

コートの左右の線

センターライン

サービスコートを左右に分ける、まん中の線

ネット

コートを半分に分けるあみ。高さは両はしで91.44cm、まん中で86.36cm

キッチン(ノンボレーゾーン)

ネットの両側2.13mのゾーン。この中では、ボレーができない

NVZ

ノンボレーゾーン(Non-Volley Zone)を短く書いたもの

キッチンライン

キッチンのふちの線。線もキッチンの一部として数える

サービスコート

キッチンとベースラインの間にある、左右に分かれたエリア。サーブはここに入れる

右サービスコート・左サービスコート

ネットに向かって右側・左側のサービスコート

サービングエリア

ベースラインの後ろの、サーブを打つ場所

  • 「キッチン」は、ノンボレーゾーンの呼び名です。USA Pickleballも、「ノンボレーゾーンは、ふつう『キッチン』と呼ばれる」と説明しています
  • キッチンは「入ってはいけない場所」ではありません。「ノーバウンドで打ってはいけない場所」です

コートの寸法とルールは、ピックルボールの基本ルールでくわしく説明しています。

ショット(打ち方)の用語

ボールの打ち方には、それぞれ名前があります。高さと速さのちがいに注目すると、区別しやすくなります。

4つのショットの飛び方。ディンク、ドロップ、ドライブ、ロブ1ディンク:ネットの近くから、相手のキッチンへキッチン2ドロップ:コートの後ろから、相手のキッチンへキッチン3ドライブ:低く、速く、まっすぐキッチン4ロブ:相手の頭の上を、高くこえるキッチン
コートを横から見た図です。中央がネット、青い太線がキッチン(ネットの両側2.13m)です。高さや飛び方はイメージで、正確な寸法ではありません。
屋外のコートで、2人がネットをはさんでボールを打ち合っている
屋外のコートでのラリーのようすです。ネットの手前に、キッチン(ノンボレーゾーン)の線が見えます。写真: Picklerpeej / CC BY-SA 4.0 / Wikimedia Commons(サイズを変更)

用語

意味

グラウンドストローク

ボールが1回はずんだあとに打つショット

フォアハンド

パドルを持っている手の側で打つこと

バックハンド

パドルを持っている手と、反対の側で打つこと

ボレー

ボールがはずむ前に、ノーバウンドで打つショット

ディンク

はずんだボールをキッチンのあたりから打ち、ネットをゆるく越えて、相手のキッチンに落とすショット

ドロップ

コートの後ろのほうから打ち、相手のキッチンに落とす、やわらかいショット

サードショットドロップ

サーブ側が3球目に打つドロップ。打ったあと、ネットの近くへ進みやすくなる

ドライブ

低く、速く打つショット(よく使われる呼び方で、公式ルールブックの用語ではありません)

ロブ

高く上げて、相手の頭の上を越え、コートの奥へ落とすショット

スマッシュ

頭の上から、相手のコートへ強く打ちおろすショット。「オーバーヘッド」とも呼ぶ

ディンクとドロップのちがい

どちらも「相手のキッチンに落とす、やわらかいショット」です。ちがうのは、打つ場所です。

ショット

打つ場所

ねらい

ディンク

ネットの近く(キッチンのあたり)

相手に強く打たせず、ミスを待つ

ドロップ

コートの後ろのほう

自分たちが、ネットの近くへ進む時間を作る

ショットの練習は、最初の練習メニューから始めるのがおすすめです。

サーブと順番の用語

サーブの打ち方と、打つ順番にかかわる言葉です。

用語

意味

ボレーサーブ

手から放したボールを、はずませずに打つサーブ

ドロップサーブ

ボールを落とし、床ではずんだあとに打つサーブ

サーバー

サーブを打つ人

レシーバー

サーブを打ち返す人

ファーストサーバー

ダブルスで、サイドアウトのあと、右側からサーブを始める人

セカンドサーバー

ファーストサーバーのパートナー。ファーストサーバーがサーブの権利を失ったあとに打つ

スターティングサーバー

ダブルスで、それぞれのチームが、ゲームの最初にサーブを打つ人として決めた選手

スコアコール

サーブの前に、点数を声に出して言うこと

0-0-2(ゼロ・ゼロ・ツー)

ダブルスの、ゲームの最初のスコアコール

ダブルスのスコアコールは、「自分たちの点・相手の点・サーバーの番号」の順に、3つの数字を言います。たとえば「3-1-2」は、自分たちが3点、相手が1点、いまサーブするのは2人目、という意味です。

得点と試合の用語

点の入り方と、試合の進み方にかかわる言葉です。

用語

意味

ポイント

得点のこと

ゲーム

ふつうは11点先取で、2点差がつくと終わる、ひと区切り

マッチ

試合全体のこと。何ゲーム行うかは、大会やイベントによってちがう

サイドアウト

サーブの権利が、相手に移ること

サイドアウト方式

サーブ側がラリーに勝ったときだけ、点が入る数え方。標準の方式

ラリースコアリング

ラリーに勝ったほうに、毎回点が入る数え方。2026年の公式ルールブックでは暫定の方式

デッドボール

プレーが止まっている状態のボール

リプレー

点もサーバーも変えずに、ラリーをやり直すこと

ラインコール

ボールが決められたエリアに入らなかったことを、声や手の合図で知らせること

イン・アウト

ボールが線の内側か外側か。線にふれたボールは「イン」

  • 線にふれたボールは「イン」です。ただし、サーブがキッチンラインにふれたときはフォルトになります
  • 審判がいない試合では、自分たちの側のイン・アウトを、自分たちで判定します

反則・ミスの用語

フォルト(反則やミス)の種類を表す言葉です。

用語

意味

フォルト

ルール違反やミス。ラリーが終わり、そのラリーを失う

ダブルバウンド

同じ側のコートで、打ち返す前にボールが2回はずむこと

ダブルヒット

ボールを2回打つこと。1回の続いた振りで、同じ方向に当たったときは反則にならない

キャリー

ボールをはじかずに、パドルの面にのせて運ぶように打つこと

キッチンの反則

キッチンの中や線の上でボレーをすること。打ったあとの勢いで入っても反則になる

モメンタム

ボールを打ったあとも、体が動き続ける勢いのこと

ヒンダー

ほかのコートから転がってきたボールなど、選手のせいではない、一時的なじゃま

ディストラクション

大きな声を出す、足を踏み鳴らすなど、相手が打つのをじゃまする行動

テクニカルウォーニング

スポーツマンらしくない行動への警告

テクニカルファウル

とくに悪い行動への罰。1点の罰が与えられる

フォルトになる場面は、基本ルールの記事の早見表にまとめています。

少しくわしい言葉

慣れてくると耳にする言葉です。最初は読み飛ばしてかまいません。

用語

意味

ATP(アラウンド・ザ・ポスト)

ネットの柱の外側を回して返すショット。ルールで認められている

エルネ

キッチンの横(コートの外)に出て、ネットのすぐそばでボレーをするプレー。キッチンにふれていなければ反則にならない(公式ルールブックの用語ではありません)

スタッキング

ダブルスで、2人が決まった側に立ち続けるための並び方。サーブを打つ人と受ける人のほかは、立つ場所に決まりがない(公式ルールブックの用語ではありません)

オープンプレー

集まった人が、順番に相手を変えながら試合をする時間のこと(公式ルールブックの用語ではありません)

まちがえやすい言葉

名前が似ていて、まちがえやすい言葉をまとめました。

言葉

ちがい

キッチン と ノンボレーゾーン

同じ場所です。ノンボレーゾーンが正式な名前で、キッチンは呼び名です

ダブルバウンド と 2バウンドルール

別のものです。ダブルバウンドは、同じ側で2回はずむミス。2バウンドルールは、サーブとその返球を、それぞれ1回はずませてから打つ決まりです

ボレーサーブ と ドロップサーブ

はずませずに打つのがボレーサーブ、落としてはずんでから打つのがドロップサーブです

フォルト と サイドアウト

フォルトは、1回のミスや反則のこと。サイドアウトは、サーブの権利が相手に移ることです

ディンク と ドロップ

落とす場所は同じキッチンです。ネットの近くから打つのがディンク、後ろのほうから打つのがドロップです

よくある質問

「キッチン」は正式な名前ですか

正式な名前は「ノンボレーゾーン」です。USA Pickleballは、ルールの説明のなかで、ノンボレーゾーンはふつう「キッチン」と呼ばれる、と紹介しています。

「0-0-2」とは何ですか

ダブルスで、ゲームの最初に言うスコアコールです。最初にサーブするチームは、1人だけがサーブを打ちます。そのため、最初のサーバーを「2人目」として数え、「0-0-2」から始めます。

用語は、いくつ覚えれば試合ができますか

「まず覚えたい10語」がわかれば、体験会の説明についていけます。残りは、プレーしながら少しずつ覚えれば大丈夫です。

ほかのスポーツと同じ言葉は、同じ意味ですか

サーブ、ボレー、ロブなどは、テニスと同じ意味で使います。ただし、ルールはちがいます。ちがいはテニス・バドミントン・卓球との違いでくらべています。

「ピックルボール」という名前は、どこから来たのですか

ボート競技の「ピックルボート」という言葉から付けられた、とUSA Pickleballは説明しています。くわしくはピックルボールの歴史と名前の由来をご覧ください。

次に読んでおきたい

プレーの準備を、ひとつずつ。

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参考にした情報

情報確認日: 2026.10.14。 競技ルールは採用する団体・大会で異なる場合があります。最新情報は各出典もご確認ください。