まず覚えたい10語
ピックルボールの言葉は、ほとんどが英語をカタカナにしたものです。最初は、次の10語がわかれば、体験会の説明やルールの記事が読みやすくなります。
用語 | 英語 | 意味 |
|---|---|---|
パドル | Paddle | ボールを打つ、板のような道具 |
キッチン | Kitchen | ネットの両側2.13mのゾーン。正式な名前は「ノンボレーゾーン」 |
ボレー | Volley | ボールがはずむ前に、ノーバウンドで打つこと |
サーブ | Serve | ラリーを始める、最初の1球 |
リターン | Return | サーブを打ち返すこと |
ラリー | Rally | サーブが打たれてから、プレーが止まるまでの打ち合い |
フォルト | Fault | ルール違反やミス。ラリーが終わり、そのラリーを失う |
サイドアウト | Side out | サーブの権利が、相手に移ること |
ディンク | Dink | ネットの近くから、相手のキッチンへそっと落とす、やわらかいショット |
ダブルス・シングルス | Doubles / Singles | 2対2で行う試合・1対1で行う試合 |
読み方のコツ
言葉の意味は、USA Pickleballの公式ルールブック(2026年版)の定義をもとに、やさしい日本語に直しています。公式の用語ではない言葉には、そのことを書きそえています。
ルールの流れを動画で見たい人は、下の動画も参考にしてください。
コートの用語
コートの線や場所の名前です。図と見くらべながら覚えましょう。
用語 | 意味 |
|---|---|
ベースライン | コートのいちばん後ろの線。サーブは、この線の後ろから打つ |
サイドライン | コートの左右の線 |
センターライン | サービスコートを左右に分ける、まん中の線 |
ネット | コートを半分に分けるあみ。高さは両はしで91.44cm、まん中で86.36cm |
キッチン(ノンボレーゾーン) | ネットの両側2.13mのゾーン。この中では、ボレーができない |
NVZ | ノンボレーゾーン(Non-Volley Zone)を短く書いたもの |
キッチンライン | キッチンのふちの線。線もキッチンの一部として数える |
サービスコート | キッチンとベースラインの間にある、左右に分かれたエリア。サーブはここに入れる |
右サービスコート・左サービスコート | ネットに向かって右側・左側のサービスコート |
サービングエリア | ベースラインの後ろの、サーブを打つ場所 |
- 「キッチン」は、ノンボレーゾーンの呼び名です。USA Pickleballも、「ノンボレーゾーンは、ふつう『キッチン』と呼ばれる」と説明しています
- キッチンは「入ってはいけない場所」ではありません。「ノーバウンドで打ってはいけない場所」です
コートの寸法とルールは、ピックルボールの基本ルールでくわしく説明しています。
ショット(打ち方)の用語
ボールの打ち方には、それぞれ名前があります。高さと速さのちがいに注目すると、区別しやすくなります。

用語 | 意味 |
|---|---|
グラウンドストローク | ボールが1回はずんだあとに打つショット |
フォアハンド | パドルを持っている手の側で打つこと |
バックハンド | パドルを持っている手と、反対の側で打つこと |
ボレー | ボールがはずむ前に、ノーバウンドで打つショット |
ディンク | はずんだボールをキッチンのあたりから打ち、ネットをゆるく越えて、相手のキッチンに落とすショット |
ドロップ | コートの後ろのほうから打ち、相手のキッチンに落とす、やわらかいショット |
サードショットドロップ | サーブ側が3球目に打つドロップ。打ったあと、ネットの近くへ進みやすくなる |
ドライブ | 低く、速く打つショット(よく使われる呼び方で、公式ルールブックの用語ではありません) |
ロブ | 高く上げて、相手の頭の上を越え、コートの奥へ落とすショット |
スマッシュ | 頭の上から、相手のコートへ強く打ちおろすショット。「オーバーヘッド」とも呼ぶ |
ディンクとドロップのちがい
どちらも「相手のキッチンに落とす、やわらかいショット」です。ちがうのは、打つ場所です。
ショット | 打つ場所 | ねらい |
|---|---|---|
ディンク | ネットの近く(キッチンのあたり) | 相手に強く打たせず、ミスを待つ |
ドロップ | コートの後ろのほう | 自分たちが、ネットの近くへ進む時間を作る |
ショットの練習は、最初の練習メニューから始めるのがおすすめです。
サーブと順番の用語
サーブの打ち方と、打つ順番にかかわる言葉です。
用語 | 意味 |
|---|---|
ボレーサーブ | 手から放したボールを、はずませずに打つサーブ |
ドロップサーブ | ボールを落とし、床ではずんだあとに打つサーブ |
サーバー | サーブを打つ人 |
レシーバー | サーブを打ち返す人 |
ファーストサーバー | ダブルスで、サイドアウトのあと、右側からサーブを始める人 |
セカンドサーバー | ファーストサーバーのパートナー。ファーストサーバーがサーブの権利を失ったあとに打つ |
スターティングサーバー | ダブルスで、それぞれのチームが、ゲームの最初にサーブを打つ人として決めた選手 |
スコアコール | サーブの前に、点数を声に出して言うこと |
0-0-2(ゼロ・ゼロ・ツー) | ダブルスの、ゲームの最初のスコアコール |
ダブルスのスコアコールは、「自分たちの点・相手の点・サーバーの番号」の順に、3つの数字を言います。たとえば「3-1-2」は、自分たちが3点、相手が1点、いまサーブするのは2人目、という意味です。
得点と試合の用語
点の入り方と、試合の進み方にかかわる言葉です。
用語 | 意味 |
|---|---|
ポイント | 得点のこと |
ゲーム | ふつうは11点先取で、2点差がつくと終わる、ひと区切り |
マッチ | 試合全体のこと。何ゲーム行うかは、大会やイベントによってちがう |
サイドアウト | サーブの権利が、相手に移ること |
サイドアウト方式 | サーブ側がラリーに勝ったときだけ、点が入る数え方。標準の方式 |
ラリースコアリング | ラリーに勝ったほうに、毎回点が入る数え方。2026年の公式ルールブックでは暫定の方式 |
デッドボール | プレーが止まっている状態のボール |
リプレー | 点もサーバーも変えずに、ラリーをやり直すこと |
ラインコール | ボールが決められたエリアに入らなかったことを、声や手の合図で知らせること |
イン・アウト | ボールが線の内側か外側か。線にふれたボールは「イン」 |
- 線にふれたボールは「イン」です。ただし、サーブがキッチンラインにふれたときはフォルトになります
- 審判がいない試合では、自分たちの側のイン・アウトを、自分たちで判定します
反則・ミスの用語
フォルト(反則やミス)の種類を表す言葉です。
用語 | 意味 |
|---|---|
フォルト | ルール違反やミス。ラリーが終わり、そのラリーを失う |
ダブルバウンド | 同じ側のコートで、打ち返す前にボールが2回はずむこと |
ダブルヒット | ボールを2回打つこと。1回の続いた振りで、同じ方向に当たったときは反則にならない |
キャリー | ボールをはじかずに、パドルの面にのせて運ぶように打つこと |
キッチンの反則 | キッチンの中や線の上でボレーをすること。打ったあとの勢いで入っても反則になる |
モメンタム | ボールを打ったあとも、体が動き続ける勢いのこと |
ヒンダー | ほかのコートから転がってきたボールなど、選手のせいではない、一時的なじゃま |
ディストラクション | 大きな声を出す、足を踏み鳴らすなど、相手が打つのをじゃまする行動 |
テクニカルウォーニング | スポーツマンらしくない行動への警告 |
テクニカルファウル | とくに悪い行動への罰。1点の罰が与えられる |
フォルトになる場面は、基本ルールの記事の早見表にまとめています。
少しくわしい言葉
慣れてくると耳にする言葉です。最初は読み飛ばしてかまいません。
用語 | 意味 |
|---|---|
ATP(アラウンド・ザ・ポスト) | ネットの柱の外側を回して返すショット。ルールで認められている |
エルネ | キッチンの横(コートの外)に出て、ネットのすぐそばでボレーをするプレー。キッチンにふれていなければ反則にならない(公式ルールブックの用語ではありません) |
スタッキング | ダブルスで、2人が決まった側に立ち続けるための並び方。サーブを打つ人と受ける人のほかは、立つ場所に決まりがない(公式ルールブックの用語ではありません) |
オープンプレー | 集まった人が、順番に相手を変えながら試合をする時間のこと(公式ルールブックの用語ではありません) |
まちがえやすい言葉
名前が似ていて、まちがえやすい言葉をまとめました。
言葉 | ちがい |
|---|---|
キッチン と ノンボレーゾーン | 同じ場所です。ノンボレーゾーンが正式な名前で、キッチンは呼び名です |
ダブルバウンド と 2バウンドルール | 別のものです。ダブルバウンドは、同じ側で2回はずむミス。2バウンドルールは、サーブとその返球を、それぞれ1回はずませてから打つ決まりです |
ボレーサーブ と ドロップサーブ | はずませずに打つのがボレーサーブ、落としてはずんでから打つのがドロップサーブです |
フォルト と サイドアウト | フォルトは、1回のミスや反則のこと。サイドアウトは、サーブの権利が相手に移ることです |
ディンク と ドロップ | 落とす場所は同じキッチンです。ネットの近くから打つのがディンク、後ろのほうから打つのがドロップです |
よくある質問
「キッチン」は正式な名前ですか
正式な名前は「ノンボレーゾーン」です。USA Pickleballは、ルールの説明のなかで、ノンボレーゾーンはふつう「キッチン」と呼ばれる、と紹介しています。
「0-0-2」とは何ですか
ダブルスで、ゲームの最初に言うスコアコールです。最初にサーブするチームは、1人だけがサーブを打ちます。そのため、最初のサーバーを「2人目」として数え、「0-0-2」から始めます。
用語は、いくつ覚えれば試合ができますか
「まず覚えたい10語」がわかれば、体験会の説明についていけます。残りは、プレーしながら少しずつ覚えれば大丈夫です。
ほかのスポーツと同じ言葉は、同じ意味ですか
サーブ、ボレー、ロブなどは、テニスと同じ意味で使います。ただし、ルールはちがいます。ちがいはテニス・バドミントン・卓球との違いでくらべています。
「ピックルボール」という名前は、どこから来たのですか
ボート競技の「ピックルボート」という言葉から付けられた、とUSA Pickleballは説明しています。くわしくはピックルボールの歴史と名前の由来をご覧ください。
参考にした情報
情報確認日: 2026.10.14。 競技ルールは採用する団体・大会で異なる場合があります。最新情報は各出典もご確認ください。



